転職の成功率をアップするために、効果的な転職エージェントの使い方を紹介します!
エージェントはみなさんの心強い味方です!良い関係を構築しましょう!
転職エージェントの効果的な使い方6選
結論、転職エージェントの使い方は次の6つです。
- 複数の転職エージェントへ登録する
- エージェントとの初回面談に向けた準備をする
- 履歴書・職務経歴書の添削をしてもらう
- 面接の練習をしてもらう
- 企業面接の後にすぐ内容を報告する
- オファーをくれた企業との年収交渉をしてもらう
なるべく具体的に説明をしていきますので、順番に見ていきましょう!
1、2、5番はみなさんにやって欲しいこと。
3、4、6番はエージェントにやってもらうことです。
1.複数の転職エージェントへ登録する
まずみなさんにして欲しいことは、”複数の転職エージェント”へ登録することです。
これはもう必須です!
理由として、転職エージェント会社はそれぞれ得意・不得意を持っています。
外資系企業の求人に強いエージェント会社や国内企業の求人に強いエージェント会社、
コンサル業界に強いエージェント会社や金融業界に強いエージェント会社など様々です。
また第二新卒や20代に強いエージェント会社や管理職などハイクラス転職に強いエージェント会社もいます。
私も転職エージェントや転職サイトなど合わせて5〜6社ほど登録していました!
20代後半の方に特におすすめのエージェントは記事にまとめていますのでこちらもご覧ください!
複数の転職エージェントを活用することで、各業界の良い点や悪い点など多角的な視点を持つことができ、
エージェントに言われるがままに転職活動を進めるのではなくて自分の軸やビジョンをもって転職活動を進めることができます。
更には自分と気が合うエージェントが見つかれば、
そのエージェント経由で転職活動を進めていくことができるので、心強い味方となります!
そのため転職活動を始める大前提として、
一つの転職エージェントで転職活動を行うのではなく、複数の転職エージェントに登録をして面談をしてもらうようにしてくださいね!
2.エージェントとの初回面談に向けた準備をする
転職エージェントに登録した後、次にやることはエージェントとの初回面談に向けた準備をしましょう!
準備といってもそれほど大変なことではなく、大きく分けて以下の3つです。
- 今後のやりたいこと・やらないことを整理する
- 現状の業務・成果・強みを整理する
- 希望の業務・職種・働き方を整理する
それぞれ解説します!
一つ目の”今後のやりたいこと・やらないことを整理する”は特に重要です!
今後のやりたいこと・やらないことを整理する
まずは自分の人生において今後やりたいこと、やりたくないことを整理しましょう。
理由としては、ここで整理した考え方が人生の価値観となり、転職活動の軸となるからです。
例えば、
「年収は今よりも上げたいけど、仕事は定時で切り上げて、平日も家での時間を充実させたい」
という希望があれば、
エージェントからの
「すごく高年収だけど、残業時間が多く、休日出勤もたまにある」
という求人紹介には飛び付かなくなるでしょう。(これは極端な例ですが。)
私は20代を”資産基盤の構築とスキルアップにあてる”と決めたので、
残業時間は増えても年収アップと営業に強い会社への転職を決めました!
つまり自分のやりたいこと、やりたくないことを整理しておくことで、
複合的な視点で求人やエージェントの話を見聞きし、更には足りない情報を質問することもできます。
一つの要素に飛びついて、入社してみたら思っていたのと違ったという転職の失敗を防ぐことにも繋がります。
もちろん妥協すべき点も必要になります。
ただそれも自分の中で優先順位をつけて、
「定時で帰れるのであれば、希望年収より下がっても良いかな」
「年収が○○万円以上になるのであれば、平日の残業時間が増えるのは仕方ない」
など譲れるもの、譲れないものを整理しておくことで能動的な転職活動に挑むことができます。
まずは人生において今後やりたいこと・やりたくないことを紙やPCに書き出して整理しましょう!
「海外旅行をたくさんしたい」であれば、「給与がある程度高くて長期休暇も取りやすい会社を選ぶことが必須になる」といった感じです!まずは書き出してみましょう!
(もちろん求めるものによって転職難易度も上がりますが、人生変える転職活動のための第一歩なので頑張りましょう!)
現状の業務・成果・強みを整理する
次に今みなさんが取り組んでいる業務の内容や成果や強みを整理しましょう!
これは後々の職務経歴書にも記載することなので早めに取り組むと後が楽になります!
業務内容や成果を整理する理由としては、
みなさんのスキルや強みをエージェントに正しく理解してもらい、みなさんを各企業の人事担当者に売り込む際の武器にしてもらうためです。
エージェントはみなさんに求人を紹介してくれるだけではなく、
みなさんがどんな人材なのか、強みは何か、どんな成果を出してきた人なのかをみなさんに代わって各企業の人事担当者へアピールしてくれます。
その際にやはり現状業務や強みが整理できている候補者の方がエージェントも紹介しやすいですし、
人事担当者へもおすすめしやすいです。
成果についてはなるべく定量的に表現するようにしましょう。
強みについては抽象度を上げることもおすすめします!
やってみると意外な自分の成果や強みが見えて、自己肯定感も高まっていくのでぜひトライしてみてください!
「パワポ資料をきれいに作るスキル」も立派なスキルですが、そのスキルは、
「相手が興味を持つ観点を捉えて、論理的な訴求をするロジカルシンキングスキル」とも言い換えられます。
スキルの本質が何かを深ぼってみると、意外な強みがたくさん見つかってきますよ!
希望の業務・職種・働き方を整理する
この段階でもう一つやることが希望の業務・職種・働き方を整理することです。
先ほどの「今後のやりたいこと・やらないことを整理する」にも関連しているので自分の未来にワクワクしながら考えてみてください!
希望の業務・職種・働き方を整理しておくことで、エージェントに対しても積極的に求人を紹介してもらうコミュニケーションをとることが可能になります。
またみなさんが考える働き方の希望を伝えることで、
エージェントも別の視点で求人を紹介してくれたりと、視野の広い転職活動を行うことができます。
私の場合は年収アップと営業スキルを上げることを目的にIT企業の求人ばかりを見ていましたが、
エージェントからはM&Aコンサルタントの求人を紹介してもらい、実際に興味を持って面接を受けていました。
結果的にはM&Aコンサルタントへの転職はしていませんが、今後の先のキャリアや自分で事業を行う際の新たな選択肢の一つとなりました!
せっかく転職エージェントを活用するので、自分の希望業務・職種・働き方を整理した上で遠慮なく意見を伝えましょう!
そちらの方がエージェントもみなさんへ提案がしやすく、結果的に良好なコミュニケーションに繋がります。
3.履歴書・職務経歴書の添削をしてもらう
いよいよ本格的に転職活動へと入っていきます。
初めての転職活動であれば特に履歴書・職務経歴書の添削をエージェントにしてもらいましょう!
理由としてはプロの転職エージェントから客観的な意見をもらうためです。
やはり「伝える」と「伝わる」には大きな違いがあります。
みなさんがせっかくこれまでの成果を振り返って、素晴らしい経歴を書いたとしても、
人事担当者から見て、
すごそうなのはわかるけど、何がすごいのかイマイチわからないな。。。
となっては非常にもったいないです!!
こんなことにならないためにも、
ぜひ一生懸命作った履歴書や職務経歴書はエージェントに添削してもらうようにしてみてください。
自分が書いた書類を見られるのは恥ずかしいと感じる人もいるかも知れませんが、大丈夫です。
転職エージェントはプロなので、まず膨大な履歴書・職務経歴書を見ていますし、みなさんが書いた内容を否定することはありません。
むしろどう表現を変えたらより企業の人事担当者に魅力的に伝わるかしっかり意見をくれる存在です。
転職エージェントは味方なので、ぜひ履歴書や職務経歴書の添削は必ず依頼してみてください!
ちなみに一回やってもらえばあとはほとんど使い回していくだけなので、みなさんが得られる効果は絶大です。
履歴書や職務経歴書の書き方が全く分からない人は、以下の記事も参考にしてみてください!
4.面接の練習をしてもらう
だいぶ実践に近づいてまいりました。
面接を受けるのが初めてであれば積極的に面接の練習を依頼するようにしてみましょう。
これには大きなメリットが2つあります。
1つが、「本番の面接に備えて質疑応答の練習ができる」
2つが、「転職エージェントから人事担当者の特徴を教えてもらえる」
ことです。
1つ目の「本番の面接に備えて質疑応答の練習ができる」ことはみなさんのイメージ通りですが、
頭の中でイメトレをするのと、実際に質問されて回答してみるのとでは大きな違いがあります。
エージェント相手に実際に口に出して伝えてみることで、話が冗長すぎないか、
きちんと要点が伝わっているかフィードバックをもらえるので、
面接通過率は上がっていくこと間違いありません。
2つ目の「転職エージェントから人事担当者の特徴を教えてもらえる」については、
エージェントが各企業の人事担当者としっかり関係構築ができている場合に得られるメリットです。
「あの企業の人事担当者はリアクションが薄いので、反応が悪くても気にしないでください」
「この企業の最終面接に出てくる役員は、よくこんな質問をしてくるので対策してみましょう」
面接官の傾向や対策方法について準備をしておくことは非常に重要で、
私自身、事前にあれこれ教えてもらっていた特徴が、本番でその通りハマり、
落ち着いて面接を受けられかつ面接を突破した場面が何度もありました。
特にこの点のサポートに強かったのはJAC Recruitmentです。
各業界で担当エージェントが分かれているので、人事担当者との関係構築に圧倒的な強みがあります。
本命企業の前にいくつか実際の企業面接を行うことも大事ですが、
エージェントにお願いして面接練習をしてもらうと、
企業の人事担当者からはもらえないフィードバックをエージェントからしてもらえるのでぜひおすすめです!
5.企業面接の後にすぐ内容を報告する
実際に転職活動が始まり、企業の面接を受けてからの話ですが、
企業の人事担当者との面接が終わったら、すぐに内容の報告をエージェントにしましょう。
理由としては、進捗状況を報告しておくことで、
- エージェントが面談後の人事担当者にフォローをしてくれることがある
- 一度不採用となった企業からエージェント経由で再度声がかかることがある
といったメリットを受けられることがあります。
エージェントが面談後の人事担当者にフォローをしてくれることがある
色々な企業の面接を受けていると、時々うまく行かない面接が出てくることがあるかと思います。
他の企業と同じようにやっているのに、なぜか本調子が出ないような。
できることなら、面接終了後に人事担当者へ直接連絡をとって、
「さっきのは調子が悪かっただけで、本当はもっとできました」
とか言いたいですが、そんなことはできるはずもなく、後は面接結果が出るのを待つのみになります。
(もしかしたら、面接後に直接人事担当者へ連絡するような強者もいるかも知れませんが。)
そんな時に頼りになるのは担当してくれているエージェントです。
エージェントは日頃から各企業の人事担当者とよくコミュニケーションをとっています。
そのため、エージェントがみなさんの他企業の進捗状況も知っていれば、エージェントから企業の人事担当者へ
ずんやさんは他数社の企業で2次面接や最終面接に進んでいるので、今回志望度が高かったために、少し緊張されていたのかも知れませんね。
などフォローしてもらえることがあれば、
他の企業で選考が進んでいるなら、今回たまたま調子が悪かっただけなのかな?
いま落とすのはもったいないから、念の為2次面接に進んでもらうか。
ということもあるかと思います。(もちろんどうやってもダメな時はダメです笑)
人事担当者も落とすのが仕事ではなく、採用するのが仕事なので、
優秀な可能性のある候補者は残しておきたいものです。
エージェントと密なコミュニケーションを取っていれば、
みなさんという商品をエージェントが上手く人事担当者に売り込んでくれるので、
「他企業の進捗状況」という情報が一つの武器になるのです。
一度不採用となった企業からエージェント経由で再度声がかかることがある
こちらはレアケースかも知れませんが、私もびっくりした体験です。
転職活動を始めて最初の方に受けた企業の中に、1次面接で落ちてしまった企業がありました。
志望度も高く、きちんと準備をしていたつもりでしたが面接担当者の方と相性が合わず、
面接を終えた後も手応えがなかったのは感じていました。
案の定、結果は「見送り」となり、ショックを受けましたが、
他の企業面接では選考が進んでいたため、気を取り直して着々と転職活動を進めていました。
どれだけ準備をして完璧にできたと思っても、見送りになることもあります。
その時は、企業の人事担当者とどうしても合わず、運が悪かったと思うようにしましょう。
振り返りも大事ですが、一定数は落ちるので必要以上に自信をなくす必要もないです!
私はその企業を担当してくれていたエージェントの方には、
別の企業の紹介も受けていて連絡を取り合っていたので、他の企業の選考進捗状況も共有していました。
そしてある日のこと、
先日、1次面接で落ちた企業の社長から、「いきなり最終の社長面接で良いからもう一度受けませんか」と連絡きてます。
と、エージェントから連絡をいただきました。
というのも、エージェントの方はその企業の代表から「良い候補者いないのか?」と相談をされた際に、他の選考が進んでいた私を再度プッシュしてくれたそうです。
まさにエージェントに日頃から進捗報告をしていたことで得られた絶好の機会でした。
何度でも言いますが、エージェントはみなさんの味方です。
転職活動を円滑に戦略的に進めていくためにも、
エージェントとのコミュニケーションは積極的に取るようにし、他エージェント経由で受けているものがあれば合わせて進捗共有するようにしましょう。
それだけでみなさんの転職成功率は格段にアップしていくはずです!
6.オファーをくれた企業との年収交渉をしてもらう
転職活動の一番の醍醐味と言っても過言ではないかも知れません。
オファーをいただいた後にはエージェントを通じて年収交渉をしてもらいましょう。
もちろんですが、モラルに反するような過度な年収交渉はNGです。
実際に行う場合の具体的な方法に3ステップでご説明します。
「せっかく内定をくれた企業にそんなことしたくない!」という方もいるかと思うので、その場合は読み飛ばしてください!
- 企業からオファーをもらう(複数オファーあることが望ましい)
- エージェントとスケジュールを立てながら、企業のオファー面談を受ける
- 行きたい企業へ内定承諾をする
当然ですが年収交渉をする場合は複数オファーをもらっていることが望ましいです。
1社からしかオファーをもらっていない場合は、今現在働いている企業への残留と比較して年収交渉に挑みましょう。
そしてここでもエージェントと他企業の進捗状況を共有していることが武器になります。
転職活動が終盤に差し掛かってくると、いくつか行きたい企業の候補が絞られてくるかと思います。
その上でエージェントと相談しながら、行きたい企業の順番も考慮しながらオファー面談スケジュールを入れていくようにしましょう。
具体的には、志望度の低い順に内定結果が出るような面接スケジュールです。
理由については、志望度の低い順にオファー年収を提示してもらうことで、その金額をベースとして志望度の高い企業への年収交渉に役立てていくからです。
例えば、志望度の高い順に以下企業からオファーをもらっているとします。
この段階での志望度は、明確な年収ではなく、
会社のネームバリューや成長性などで判断されているようなイメージです!
- A社(大手国内企業):オファー年収720万円
- B社(Saas系ベンチャー):オファー年収740万円
- C社(中堅事業会社):オファー年収730万円
この場合も、C社→B社→A社という順番でオファー年収を提示してもらえるよう面談スケジュールを立てるようにします。
順番にオファー年収を提示された場合、
恐らくですがB社のオファー年収を提示された段階で、C社への入社可能性は著しく低くなるかと思います。
本番はその後で、
A社からのオファー年収がB社を下回っていた場合、非常に判断が難しくなるでしょう。
その時に年収交渉を実践してみる価値があります。
エージェントを経由して以下旨をA社人事担当者へ伝えてみましょう。
- 今3社からオファーをもらっている
- その上で一番行きたいと思っている会社はA社である
- しかしB社のオファー年収が高く判断を迷っている
これ以降は時と場合によるので絶対とは言い切れませんが、
A社がオファー年収をB社と同等の740万円に合わせてくれたり、年収以外にもみなさんに入社をしてもらうための譲歩があるかも知れません。
企業としてもここまで採用面接コストをかけて選び抜いた優秀な皆さんに入社して欲しいのは当然です。
みなさんがその期待に応えてあげたくなるのも真実でしょう。
しかしながらみなさん自身にも企業を選ぶ権利があります。
ここで得られたオファーは偶然や誰かの力ではなく、
みなさんが一生懸命に戦い抜いて獲得したオファーなので、
最後の最後まで納得のいく転職活動ができるように戦略的な年収交渉も視野に入れた転職活動をぜひしてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでくれた方の中には、具体的に転職エージェントの使い方を理解してくださった方もいれば、ここまでやりたくないなと思われた方もいるかと思います。
もちろんやり方は自由なので、上記のステップが全て正解です!とは言えないのですが、
私自身が経験した中で、最も効率的にかつ最大限の効果を得るために必要だと実感したステップをご紹介しています。
(私も最初から上記の流れを想定して、転職活動できていたわけではありません。)
私は転職活動を通して、自分のキャリアが上向いたと本気で思えるようになっています。
これから私と同じように転職活動に挑戦される方にとって、
転職活動をしてみて良かったと本心で思ってくださる方が増えたら、意欲的に仕事をされる方がどんどんと増えて、
結果的には人生を能動的に生きる方が増えていくはずなので、私としても同じ志を持つ人が増えて嬉しい限りです。
本記事を参考に何か少しでもヒントが得られたと思った方はぜひ他の記事もご覧ください!
20代後半の方が使うべき転職エージェントについては以下の記事にまとめています。
最後までご覧いただきありがとうございました!!
自分の人生を自分でコントロールできるよう、一緒に能動的なキャリア形成していきましょう!
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